
✔急性期病棟に疲れたから転職を考えているけど慢性期病院ってどうなの?
✔慢性期病院だとスキル身につかないの?
✔慢性期病院の具体的な業務内容が気になる!
このような疑問を感じた方に向けてこの記事を書いています。
一般的に慢性期病院と言えば残業も少なく、プライベートと両立できる環境の為、急性期病院で疲れた方が次の選択肢として考えるケースが多いです。
ただ業務内容も含め、あなたに合った環境かどうか事前に把握してから転職しないと『やっぱり急性期の方が良かった…』なんて状況に陥りがちです。
この記事では慢性期病院における業務内容や看護師の役割を徹底解説しますので、あなたに慢性期病院が適した環境か判断の指標にして頂けたら幸いです。
1 | 慢性期病院の特徴や看護師の役割とは


▼慢性期病院とは
慢性期病院は主に長期にわたり療養を必要とする患者が入院する為のものです。急性期の治療後も継続して痰吸引などの医療処置が必要な方が入院対象とされております。
慢性期の患者の半数以上が脳卒中疾患であり、24時間の管理体制だけでなく、看取り・ターミナルケアも必要です。患者の在院日数170日前後と長期にわたり入院されます。
上記、慢性期病院についての説明ですが、脳卒中疾患にプラスして糖尿病や慢性腎不全、心疾患、癌などの様々な疾患も複合しています。
そうした中で看護師に求められる役割としては
- 疾患悪化の早期発見
- 合併症などの予防
- 口腔ケア・吸引
- 経管栄養の管理
- 全身の状態観察
です。
特に『状態悪化の早期発見』に関しては、コミュニケーションが取れない患者が多い慢性期病院において最も重要な看護師の役割と言えるでしょう。
1-1 | 慢性期病院で求められる看護師技術4選


慢性期病院で求められる看護技術は以下の4つになります。
- 採血・注射・点滴・服薬管理など基礎的な技術
- 呼吸器や心電図の管理などの技術
- フィジカルアセスメントの技術
- 食事介助・入浴介助などの介護技術
それぞれ順に説明致します。
採血・注射・点滴・服薬管理など基礎的な技術
日常的に採血・注射・点滴・服薬管理などの基礎的な技術は求められます。
慢性期病院は急性期病院と比較すると対応件数は減りますが、その分時間に追われながら対応するという事も少ない為、着実にスキルを身に着けられる環境とも言えるでしょう。
呼吸器や心電図の管理などの技術
呼吸器や心電図の管理も必要とされる技術の一つです。
特に呼吸器は取り扱った経験がない方も多く、不安に感じられる方も多いのではないかと思います。
ただ慢性期病院で使用されている人工呼吸器はICUで使用するような物ではなく在宅でも利用するような簡易的な物が多い為、さほど管理は難しくありません。
フィジカルアセスメントの技術
慢性期病院では、症状を訴えられない患者も多い為、看護師はフィジカルアセスメント技術が求められます。
患者から言葉の表出が少ない中で、『呼吸がいつもと違う』などの気づきが必要です。
慢性期病院において最も重要な看護の役割がこの『気づく事』と言えるでしょう。
食事介助・入浴介助などの介護技術
急性期などに比べると慢性期病院では全身介助が必要な患者が多い為、介護業務が多い傾向にあります。
食事介助や入浴介助、オムツ交換、体交なども行います。
その為、腰痛や肩こりに悩まされる看護師も多いので、日ごろからストレッチを行うなど対策は必要です。
補足 | 患者との『コミュニケーション』をやりがいに感じる方は


先にもお伝えした通り、慢性期病院では会話ができない状態の患者も多い為、コミュニケーションをやりがいに感じる方は物足りなくなってしまう可能性があります。
そうした方は、よりコミュニケーションを取れる分野、『地域包括ケア病棟』や『回復期病棟』での勤務をオススメ致します。
以下地域包括ケア病棟と回復期病棟の違いです。
病棟 | 地域包括ケア病棟 | 回復期リハビリテーション病棟 |
疾患 | 様々な科が混在 | 脳神経外科・整形外科 |
目的 | 在宅復帰 | 機能改善 |
在院日数 | 60日 | 180日 |
地域包括ケア病棟は回復期に比べて採血・点滴などの手技の頻度が多い為、手技面のスキルを求めたい方にオススメです。
また回復期に関しては、疾患が脳血管系や整形中心となる為、それに付随する科目で経験を積み、より専門性を高めたい方にオススメの選択肢と言えます。




2 | 慢性期病院における看護師の1日の業務スケジュール


慢性期病院の1日のタイムスケジュールを見ていきましょう。
慢性期病院のスケジュール例(日勤帯) | |
---|---|
9:00 | 朝礼・おむつ交換 |
10:00 | 点滴/インシュリン/入院の受入/口腔ケア/経管栄養 |
11:30 | 昼食介助/服薬管理 |
12:30 | 昼休憩 |
13:30 | おむつ交換/体位変換 |
14:00 | 検温/清潔ケア/処置/記録/カンファレンス |
16:30 | 経管栄養/環境整備/夜勤者への申し送り |
17:00 | 退勤 |
次に夜勤帯のタイムスケジュールを見てみましょう。
慢性期病院のスケジュール例(夜勤例) | |
---|---|
16:30 | 情報収集・申し送り |
18:00 | 食事介助/服薬管理 |
20:00 | おむつ交換 |
22:00 | 吸引 |
0:00 | ラウンド (異常がないか、吸引やおむつ交換の必要はないか確認) |
2:00 | 仮眠 |
4:00 | バイタルチェック (血圧・脈拍・体温・呼吸数・意識レベルをチェック) |
6:00 | 食事介助 |
7:00 | 口腔ケア |
9:30 | 終業 |
3 | 慢性期病院で働くメリット


慢性期病院で働くメリットは以下の3つです。
- 患者やご家族に向き合う看護ができる
- ワークライフバランスが整いやすい
- 訪問看護や施設など病院以外の転職も目指せる
順にご説明します。
患者やご家族に向き合う看護ができる
急性期病院に比べ慢性期病院は在院日数が10倍近くある為、長期的に患者やご家族に向き合う看護が必要とされます。
急性期病棟で勤務していた時代に業務に追われ、『もっと時間があればこの患者さんやご家族に~~してあげられたのに…』などもどかしさを感じた方はその思いが改善できるでしょう。
緊急入院も無い為、予定外の業務が出る事は少なく、患者と関わる時間を確保しやすい環境と言えるでしょう。
ワークライフバランスが整いやすい
慢性期病院は病状が安定している患者が多い為、業務がルーチン化でき、残業が少ない傾向があります。
その為、家庭を持たれており、極力定時に帰らなければならない方にとっては理想的な環境と言えるでしょう。
慢性期病院に在籍しながら産休育休を取得し、復帰後も保育園に子供を預けながら勤務する方も多いのは、この残業の少なさが要因です。
訪問看護や施設など病院以外の転職も目指せる
慢性期病院では在宅や施設で療養している中で体調が悪くなった時だけ入院するケースもあります。
そうした患者に対応した経験は転職時に訪問看護や高齢者施設などの環境で高く評価される傾向が強い為、病院以外の環境への転職の道が多いに開けるでしょう。
また慢性期病院は合併症を持った患者も多い為、幅広い疾患に携わった経験は今後の看護人生に多いに役立つでしょう。
4 | 慢性期病院で働くデメリット


次に慢性期病院で働くデメリットをご紹介します。
- 介護業務が比較的多い
- 急性期病院に転職しづらくなる
- 最新の医療設備などは少ない
順に解説します。
介護業務が比較的多い
看護助手と一緒にではありますが、おむつ交換や体交などが比較的多いのが慢性期病院です。
その為、腰痛や肩こりに悩まされる方も多い為、業務中コルセットを用いたり、日常的にストレッチをするなどケアが必要です。
ただ介護業務量は病院によって違う為、事前にそのあたりの情報を仕入れたい方は、看護師専門の転職サイトを利用し、細かい情報収集を行うと良いでしょう。
急性期病院に転職しづらくなる
慢性期病院では救急対応などが基本的に無い為、慢性期病院を経て急性期病院に転職する場合、評価に繋がりにくい傾向があります。
その為、急性期病院の忙しさに一時的に『慢性期病院に行こうかな』と思ってしまっている方は注意が必要です。
急性期への未練がなければ問題ないですが、未練がある場合は『落ち着いた急性期病院』を検討してみてはいかがでしょうか?
以下の記事で急性期病院の選び方について解説しておりますので、当てはまる方は呼んでください。


最新の医療設備などは少ない
慢性期病院は最新の医療設備は少ないです。
その為、高度急性期病院から慢性期病院に転職した場合、医療設備の少なさに驚くケースも多々あります。
どのような設備が少ないか具体的にあげると代表的なものが『紙カルテ』です。
急性期病院では電子カルテを利用する事がほとんどかと思いますが、慢性期病院は紙カルテを利用している事が多いです。
ただこれは慢性期病院は病状が安定している分、記入する内容も少ない為、電子カルテを導入する程でもないという背景もあります。
医療設備の違いに関しては、理解した上で慢性期病院に転職する事をオススメ致します。
5 | 慢性期病院の求人を探すには?


慢性期病院で転職先を探すには、病院の求人数が多い看護師転職サイトを利用しましょう。
慢性期専門の病院もあれば、同じ病院の中で一般病棟と慢性期病棟を持つ病院もある為、どこの病院に慢性期病棟があり、どこの病院が今求人を出しているのかを調べるのは非常に時間がかかります。
ハローワークやeナースセンターなど求人探索の手段はいくつかありますが、その部分が容易に確認できるのは転職サイトのみです。
転職サイトの中で、病院の求人数が多いのは以下の3社です。
この3社の詳しい特徴は以下の通りです。


全体評価 (4.8/5.0)
- 看護師転職サイト人気NO.1!
全国対応しており、担当の質も◎。東証一部上場企業が運営の安心感もある! - 求人数・質ともに業界トップクラス!
5万5千件を超える求人数は業界でもトップクラス。外来やオペ室など部署別の求人数も豊富! - 面接対策や応募書類の添削も充実!
業界トップの紹介実績数があるからこその面接対策は質が高く、選考通過率UP!
看護roo!がオススメな人!
- 転職を考えている看護師さん全般
- 豊富な求人数から転職先を選びたい方
- 丁寧な面接対策や応募書類の添削を受けたい方
- 初めて転職をする方


全体評価 (4.6/5.0)
- 公開求人数業界NO.1!
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全体評価 (4.4/5.0)
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丁寧な担当が多く、サポートの質が非常に高い。 - 美容クリニックや企業求人なども豊富!
病院やクリニックはもちろん、希少な美容クリニックや企業系の求人も多く抱える。
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- 質の高い担当にサポート受けたい方
- 病院以外の選択肢も視野に入れている方
- 経験年数の浅い方
- 応募先の内部情報を詳しく知りたい方
6 | 最後に


ここまで慢性期病院における看護師の役割や特徴について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
慢性期病院は業務がルーチン化できる分、時間に余裕がある為、患者・家族に寄り添った看護が提供できるが一番の魅力です。
また慢性期病院で積んだ経験は現代で必要とされている在宅看護や施設看護に多いに役立つ物となります。
そこで積んだ経験はあなたの看護師人生をより充実したものへと変えてくれるでしょう。
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